□(貿易コラム) 国際貿易を筆者の目線から見たときに感じることを書けば。
筆者は中国貿易の魅力について語るとすれば、広い中国で無数の工場があり、なんでも中国のローカル工場に発注して商品を作ることが出来るという面白さがあります。
筆者は、大陸での生活が長くなれているので、中国企業との取引には全く違和感がありません。お客様から依頼があれば、基本は、インターネットの中国語サイトでメーカーの検索をして、そこにある電話番号に直接電話をして、電話でセールスマネージャーと交渉をして、直感的に話をしていい感じがすれば、商品についての説明を聞き、見積り依頼、サンプル製造を行って、コンテナ単位の発注を行なう本発注するという手順で仕事を進めています。
貿易業務の最大のメリットは、物価格差を利用するということですが、今の中国は物価も上がり、中国人の所得も上がりましたので、」究極に激安ということではありませんが、逆に言えば、日本が製造していない商品を中国のメーカーで製造して日本に輸入するということでビジネスとして成立します。
今は、インターネットでの商品検索が簡単になり、アリババ、taobaoなどのサイトで商品を見つけて、販売店から仕入れる方法と、大量の場合ですと、メーカーにオーダー生産を依頼して、コンテナで日本に運んで来るという貿易を行います。
ここ2年半ほどは、コロナで現地に渡航ができていませんが、コロナ前は、中国の広東省、上海近郊の工場に出向いて商品の発注、図面からの打ち合わせなどを行い、オーダー商品の製造を行いました。
筆者は、中国に外資の貿易会社を設立しており、香港にも中継貿易するための会社を独資で経営しています。いずれにしろ、アフターコロナの時代は、中国やアジアとの貿易業務を拡大したいとおもっているのです。
ベトナムのホーチミンには、2017年 1年間現地にマンションを借りて貿易のビジネスが成り立つかと思って、調査しましたが、筆者が特に取り扱う建築資材の多くは、中国の広東省のメーカーが進出しており、ベトナムだからこれという特徴を考える事ができなかったので、もし、自ら製造工場を立ち上げるならベトナムは面白いかと思いましたが、世界の工場と言われる中国企業のメーカーの数で圧倒されるのでアジア市場は、中国企業の一強という感じがします。
筆者は、ビジネス的には、面白さがあるのが、米ドルが流通している「カンボジア」の存在です。市場での取引が米ドルで行われており、米ドル貯金、米ドル決済ができる東南アジアの不思議な国です。
日本人の投資家もカンボジアの銀行口座を開設して投資しているという話も聞きます。アジアの近隣国との貿易を考えれば、ほとんど中国で間に合うので、他に行く必要があるのかということもありますが、これからの展開ということでの期待感というのであれば、カンボジアなどがいいかもしれません。
一時期、ミャンマーが話題になっていましたが、どうも治安が安定しないということもあり、難しいと思います。
国際貿易のビジネスを行っていると、非常にローカルな人とのやり取りもあり、個人的には、遠方の人とやり取りすることに面白さを感じて行っています。全体的にビジネスということを考えれば、やはり、中国圧倒的なメーカーの多さで有利であるのは、変わりがないといえます。
ということで、貿易について色々考えますが、どうしても最後は、中国が便利で良いと思って戻ってきます。
20歳から始めた中国ビジネス、もう29年目になっていますので、中国ビジネスがなれているので、ネットで中国語で検索して何かを探しています。