□中国貿易のビジネスについて語る。車に関する貿易について
筆者の企業のスタートは、2004年に上海で会社を立ち上げたのがスタートです。日本企業向けの貿易代理店として、中国企業と日本の企業をマッチングをさせて、中国企業でOEM生産や、オーダー製品を製造して、中国から海外へ輸出するのが、主な事業です。この事業は今でも行っていますが、この件についてブログで語ることが少なくなったので、一番長く行っている事業について語ることにします。筆者は、2005年から2010年までは、中国ビジネスについての多数のセミナーを開催してジェトロ、商工会議所、青年会議所、アリバア、北京大学のEMBAの講師なども行いましたが、突然、中国ブームが去ったこともあり、その後、体調不良などがあり、活動停止しています。ブログも過去は相当書きましたが、最近、まったくこのジャンルのことについて文字にしていない、考えていないということもあり、これから、自分の中のノルマとして、貿易についての文章を書くことにします。多数の貿易に関するサイトを立ち上げていますが、あまり動かしていません。それでは、だめですね。ということで、筆者の一番長く行っている中国貿易ついて好きなことを買いいていきます。
中国貿易で、実は一番面白かったのは、中国製自動車部品を南米のコスタリカに輸出していたときでした。コスタリカから突然連絡あり。中国メーカーの自動車部品をコンテナで輸送してほしいという依頼でいた。お客様は、中南米でナンバーワンのユダヤ経営の自動車会社です。はじめは、取引に心配しましたが、さすが、信用したら金払いは良かったです。考えてみれば、ユダヤ人と商売したのは、あの時が最初でした。さて、当時は、中国はいまほど自動車大国ではなかったのですが、中国は民族系自動車メーカーという国産自動車メーカーも多数あり、そこの部品調達を依頼されたのです。どうやら、中南米向けに中国国産メーカーの車を輸入しているそうですが、部品供給が悪く、それを補うために、仕入れを依頼されました。中国には自動車部品を専門的に取り扱う市場がいろいろありますので市場で問い合わせて部品調達しました。自動車部品の値段を知れば、驚きますが、ラジエターとか日本は相当高いとおもいますが、中国の市場では、その10分の1以下の値段で売っているのです。この値段差はなんだとおもったのですが、中国での部品調達の仕事を数年おこなったことがありました。話は、変わりますが、最近、中国の国営メーカーで中国政府要人の車「紅旗」という車が日本に輸入が始まりました。あのクオリティーを見て驚く人がおおいのですが、中国の自動車メーカーも昔はめちゃくちゃパクリでしたが、今はデザインは、外国の一流企業で働いていた中国人や外国人技術者がデザインセンターを中国で作り車を製作しているので、正直、日本車はデザインでは勝てなくなってきました。あとは、耐久性勝負ということになりますが、日本車が中国車より有利になるのは、30万キロを超えたくらいから、価値が出てくると言われています。中国車でも30万キロほど走る車は普通になってきており、タクシー利用などしない限り、耐久性の差を一般ユーザーが明確に違うということが言えない所まで来ています。
日本には、中国車の輸入規制がありますので、簡単に入れることができないので、中国車を見る機会が少ないですが、紅旗の日本国内での販売に刺激をうけた中国メーカーが日本に正規販売店を作るところも増える可能性があります。電気バスとしては、中国メーカーが日本でも走っています。深センのメーカーになります。
いずれにしろ、中国からの乗り物が日本に多くやってくる日は、非常に近いと思います。すでに、自転車、電気自転車、電気バイク、電気スケーターなど電気ものは、中国製が日本でも相当輸入されています。特に今後考えられるのが小型電気自動車の世界です。中国にはたくさんの小型4輪自動車メーカーがあります。
高速道路に乗る必要ない買い物専用の小型特殊自動車は、車検もいらず、地方都市での需要は軽自動車に変わる需要があるかと思います。また、ガソリン代が高騰している今だから、格安の特殊電気自動車は、市場が今後できてくると思われます。20万円から30万円で帰る小型特殊電気自動車ということが実現できればこれはスクター代わりに買う人が地方都市では多いでしょうね。そう思います。
デザインだけ日本人が好むものにすれば、このジャンルの商品を中国のメーカー発注をして作るのは面白いと思っています。中国の汎用品の部品は安いので、安全面はどうだという声はありますが、それなりの技術力もった商品が格安で仕入れられます。そう考えるとビジネスチャンスはあるジャンルですね。